野球の神様、気象の神様

どこにいても蒸し風呂に浸かったような毎日、九州は局地的豪雨に襲われる。今年もまた人類やその人工物がこれでもかと圧倒されてしまった。あらゆる媒体で刻一刻と大写しで報道される惨状に気が滅入る。

 

寝床で朝刊の地方版に目が止まった。

忘れかけていた夏の高校野球地方大会が始まっていたのである。

これだとばかり、布団とじっとりと重たい空模様なんぞ蹴ちらすようにとび起きる。そそくさと朝飯を流し込み傘を片手に家を出る。

 

歩きと電車はなんともじれったかったが試合開始にはなんとか間に合う。

久方ぶりの生野球、高校生ながら内外野の走る・捕球する・送球するスピードは観ていて快適、気分はハイ。

 

梅雨の曇天なんぞ何処へやら、東京大会開会式で早実の清宮選手が悩み抜いた末に披露したと言われる(Yahoo!ニュース)選手宣誓「・・・野球の神様に愛されるように・・・」は関西の空まで響いてくれたようで最後まで晴れやかな気分。地球環境を壊し続ける活動は神様にじっとみられているのか。高校野球の神様は気象の神様とも仲良しだった。

 

密かに応援したチームは敗れてしまったが完敗を完敗と素直に認め、次回に向けて出発してくれるだろう。

 

 始めたばかりのブログ、いつになったら上達するのか?清宮選手が練り上げた宣誓の言葉、その途上苦しめられたという悶々とする気持ちがよくわかる。